■2002/07/06 (土) 空気 昔、自分は空気のような存在だと嘆いていた少年が居た
そこに居ても居なくても同じだと
僕はずっと空気のような存在になりたかった
そこにいることが自然で
その場の空気にとけ込んでいて
そこにいることが当たり前の
そんな存在に
■2002/07/06 (土) 流れ 空に流れる雲のように
静かな川の流れのように
ゆっくりと流れて生きてみたい
そしていつか 自然に 消えていく
■2002/07/06 (土) 初夏の夜 虫の音が聞こえる
蛙の鳴き声
ただ ただ 聞いていると
錘のような 頭の中が
少し澄んでゆく
■2002/07/06 (土) 拒絶 今何をしてるのか
何をすればいいのかわからない
足場がどんどん崩れてく
いずれ落ちるとこまで落ちるのか
拒絶感だけが毎日のように付きまとう
心を抜け殻にした体で外へ出る
受け入れることをこばんでる
受け入れられることをこばんでる
側に寄りつくことを避けている
ぎゅうぎゅう詰めの 凝り固まった頭の中
聞こえる雑音
怖い
痛い
気分悪い
消えてしまえばもう苦しむこともないのに
おまえが消えれば
全て 片付くんだから
■2002/07/03 (水) insurance 大切なもの みつけたかった
それなのに
何も 疑わず
はしゃぎ 駈けてた あの頃は
もう戻れない記憶の果てに
ちいさな希望抱いては
その光 かき消すことを覚えてた
”信じ過ぎたら 傷つくから”
裏切られても
見離されても
見捨てられても 平気だと
弱みをさらすことのないように
そう
遠ざけてたのは
信じなかったのは
傷つけてたのは
僕だった
■2002/07/01 (月) 白い鳥 疲れたときは 羽を休めて
そしてまた 気の向いたときに 羽ばたけばいい・・・
それが許されないのは 辛いことですか
それでも 守るべきものが あるというのですか
不安におそわれ 羽ばたかせる羽は
いつかの翼の 姿を失っても
まだ 羽ばたきつづけると いうのですか
翼を失くした 鳥は
大地にも 光を見いだせるのですか
ねえ 応えて欲しいよ
応えて欲しいよ
■2002/07/01 (月) convert 思いを声に
ほら そこに形はできあがってる
あとは 口（ことば）にするだけ
慣れていなくて
うまく形にならないけれど
すこし 踏み出して
消え入りそうな声でも
声（ことば）に換えて
■2002/07/01 (月) ask for ・・・ ＩＩ この人なら
この場所なら きっと…
少し期待して
微妙な違い感じては
そう こんなものなのだと
一人静かに諦めていた
そっと遠ざかり
次の場所を探してた
一人きりであるく道
誰かに 応えて欲しくなる
ねえ この不安は
誰もが抱えているものなのですか
あなたも 抱えているのですか
何も見えない
見つからない 暗闇の中
それでも
立ち止まることできなくて
かすかな光を探してた
きっと
まだ大丈夫
そう 静かに言いきかせてた
全てを
壊した日もあった
一人きりであるく道
あなたが 少し応えてくれた
そう 私も
抱えているんだよ
だから 私と 歩いてみよう
気の向くままに
例え 先が 見えなくても
■2002/07/01 (月) ａｓｋ ｆｏｒ ・・・ ねえ 君が探し続けているものは何ですか
愛情 名声 お金 安らぎ
それとも他の何かですか
僕が探し求めているものは
まだ そのカタチすらみつからず
ただ ただ 彷いつづけてる
人はね
きっと 誰もが
何かを求めて
あがき続けているんだね
時に 哀しみ 傷つきながら
時に 涙するような 光をみつけながら
満ちては 欠ける 月のように
欠けては 満ちる 月のように
繰り返される 日々の中でも
今日も探し 続けてみせるから